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EC-CUBEの脆弱性を理解!2系・3系からリニューアルで安全なECサイト構築を行うポイント

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EC-CUBEはオープンソースのECサイト構築プラットフォームであり、その柔軟性や利便性から多くの企業や個人が利用しています。しかし、この柔軟性にはセキュリティ上の脆弱性が付きものです。最近のニュースでは、EC-CUBEのセキュリティ関連の問題が注目されています。 本記事では、開発者向けではなく、ECサイトの運営者に向け、EC-CUBEのセキュリティ脆弱性に焦点を当て、その重要なポイントと効果的な対策について解説します。セキュリティ対策は一度の設定だけではなく、定期的なチェックと対応が必要です。EC-CUBEを安全に運営するための基礎知識を身につけましょう。
INDEX

EC-CUBEとは?脆弱性について基本理解しよう

EC-CUBEとは何か

EC-CUBE(イーシーキューブ)は、オープンソースのECサイト構築プラットフォームです。EC-CUBEを利用することで、誰でも比較的簡単にECサイトを立ち上げて運営することができます。このプラットフォームは日本国内で広く利用されています。
経済産業省は2019年12月に、EC-CUBEにクレジットカード情報漏えいの脆弱性があることを公表しました。この件では約14万件のクレジットカード情報が漏洩したことが確認されています。 EC-CUBEは非常に柔軟で、さまざまなカスタマイズや拡張が可能ですが、その柔軟性ゆえにセキュリティ上の脆弱性も存在します。セキュリティ対策を怠ると、悪意のある攻撃者によってシステムが不正にアクセスされるリスクが高まります。したがって、EC-CUBEを適切に利用するためには、その脆弱性についての理解と適切な対策が必要です。経済産業省の発表を受けて、安全なECサイト運営のためには、常に最新のセキュリティ対策を行い、システムの脆弱性に迅速に対処することが重要です。

EC-CUBEを運営する際のセキュリティ重要性

EC-CUBEを運営する際のセキュリティの重要性は非常に高く、顧客情報や取引データの保護が不可欠です。顧客の信頼を得てビジネスを成功させるためには、セキュリティ対策が適切に実施されることが非常に重要なのです。
クレジットカード情報や個人情報の漏洩や改ざんは、企業の信頼を損なうだけでなく、法的な問題やビジネスの継続性にも深刻な影響を与える可能性があります。そのため、EC-CUBEの運営者は常にセキュリティ対策に対する意識を高め、最新のセキュリティ技術で顧客のデータを守る努力を怠らないことが重要です。

EC-CUBEの脆弱性とは?なぜ狙われるのか?

顧客情報を取り扱っているから

顧客情報を取り扱うことには、EC-CUBEにおける重要な責任とリスクが伴います。具体的には、氏名・住所・メールアドレスなどのプライバシーや注文に関する情報が含まれており、これが第三者に漏洩すると深刻な影響を及ぼす可能性があります。

個人情報の価値

攻撃者は顧客情報を入手することで、個人の識別情報や連絡先、住所などを知ることができます。この情報は身元盗用や詐欺行為に悪用される可能性があります。

マーケティングへの悪用

不正な手段で顧客情報を入手した攻撃者は、それをマーケティング目的に利用することがあります。例えば、個人情報を販売してスパムメールを送るなど、迷惑行為に利用されることがあります。。

情報漏洩のリスク

システムへの不正アクセスやセキュリティの脆弱性によって、顧客情報が漏洩する危険性があります。顧客情報が漏れると、企業の信頼を失うだけでなく、法的な問題やクレーム、賠償責任などのリスクが発生します。

このような状況から、自社のデータ保護方針を見直すことが重要です。例えば、EC-CUBEのセキュリティ資料を活用して最新の脆弱性を発見し、対策を立てることが必要です。また、定期的なセキュリティチェックや情報漏洩の事例を学ぶことで、リスクを最小限に抑える方針を打ち立てることができます。さらに、緊急の場合に備えてパートナー企業と連携し、適切な対応策を共有することも重要です。顧客情報の適切な管理と保護は、企業の信頼を維持するために不可欠です。

EC-CUBEのセキュリティ脆弱性と最近の傾向

最近では、顧客情報を直接盗むのではなく、気づかれないうちにサイトの改ざんを行い、本物とそっくりなクレジット入力フォームへ誘導するという手口が横行しています。
近年のハッキングやサイバー攻撃の傾向は、単純な顧客情報の盗難にとどまらず、より巧妙な手法へと移り変わっています。具体的には、攻撃者は次のような手法を用いています。

クロスサイトスクリプティングによるページの改ざん

ページの改ざんは、攻撃者がウェブページの内容を不正に変更することを指し、XSS(クロスサイトスクリプティング)は攻撃者がスクリプトを埋め込んでユーザーのブラウザで実行させる手法です。攻撃者はEC-CUBEを含むオンラインストアのサイトの脆弱性部分から不正アクセスを試み、ページの改ざん行為を行います。これにより、ユーザーは本物と見分けがつかない改ざんされたクレジットカード情報の決済を行う入力フォームに誘導されてしまいます。

フィッシング詐欺:

サイトページ改ざんの一環として、攻撃者は本物そっくりな入力フォームを提示し、顧客にクレジットカード情報を入力させます。この情報を不正に収集することで、個人情報の盗難や不正利用が行われます。入手したクレジット情報は別のサイトで悪用され、二次被害が生まれてしまいます。

ハッキングされるサイトのよくあるケース

WordPressと同じサーバーにeccubeを入れている

WordPressとeccubeを同じサーバーに共存させることは、セキュリティ上のリスクを高める可能性があります。一般的に、WordPressは広く利用されており、その脆弱性が悪用されることが多いため、同じサーバーにeccubeを設置すると、eccubeも攻撃の標的となりやすくなります。攻撃者はWordPressで作成されたページの脆弱性を突いてサーバーに侵入し、そこからeccubeにアクセスする可能性があります。

カスタマイズ箇所に脆弱性が生まれている

eccubeはカスタマイズが可能ですが、その際にセキュリティ上のリスクが生じることがあります。例えば、独自のプラグインやテーマを開発・導入する際に、不適切なコーディングや脆弱な処理が行われると、攻撃者がそこを悪用してシステムに侵入する可能性があります。カスタマイズ箇所のセキュリティを確保するためには、厳格なコーディング規約やセキュリティテストが必要です。

eccubeから配布されるセキュリティパッチを適用していない

eccubeは定期的にセキュリティパッチが配布されますが、それらのパッチを適用していない場合、システムの脆弱性が露呈します。攻撃者は公開されたセキュリティ情報を元に、未修正の脆弱性を悪用してサイトに侵入することができます。システムのセキュリティを確保するためには、EC-CUBEから提供されるセキュリティアップデートを定期的に適用することが重要です。

 

今すぐ実践 ECサイトの脆弱性対策の基本方法

ECサイトを運営するオーナーが今すぐ実践できる脆弱性対策方法を以下にご紹介します。

1.WordPressとは別サーバーにする

WordPressとEC-CUBEを別々のサーバーに配置することで、サイト間の影響を最小限に抑えることができます。攻撃者がWordPressの脆弱性を突いても、EC-CUBEのセキュリティに影響を与えることがありません。

2.管理画面にアクセス制限を入れる

管理画面へのアクセスは特に厳重管理を行いたいところです。できればIPアドレスでのアクセス制限を行うことで、標準のログイン認証をより強化することが望ましいです。もしリモートワークなどでIPアドレス制限が行えない場合には、BASIC認証などで二段階のログイン認証を行うなどの対策を行い、個人情報の盗難や漏洩からの保護を強化しましょう。

3.セキュリティパッチを適用する

EC-CUBEから提供されるセキュリティパッチを適用することで、システムの脆弱性を修正し、攻撃から守ります。未修正の脆弱性は攻撃者に悪用される可能性がありますので、最新のパッチを確実に適用することをおすすめします。

4.セキュリティ診断を受ける

定期的なセキュリティ専門業者によるセキュリティ診断を受けることで、システムに潜む脆弱性やセキュリティリスクを洗い出すことを推奨します。少しコストはかかりますが、セキュリティ専門家による診断結果をもとに、最低年に1度はセキュリティ診断を行う事をおすすめします。

5.WAF(Web Application Firewall)を導入する

WAFはWebアプリケーションファイアウォールの略で、Webサイトへの不正アクセスや攻撃を検知して防御する役割を果たします。最近ではレンタルサーバーにWAFがオプション機能で不随していたります。比較的安価なので、ECサイトを運用される場合は、必ず導入をし攻撃からの保護することをおすすめします。

6.セキュリティ対策に関するリテラシー向上を行う

EC-CUBEが主催するセキュリティに関するセミナーや勉強会に参加することで、最新の脆弱性や対策方法を学ぶことができます。セキュリティの専門家の知識を取り入れることで、社内の情報リテラシーを上げることにも繋がり、サイトのセキュリティ対策を向上させることができます。

7.最新のバージョンのEC-CUBE4系を使う

EC-CUBEの最新バージョンを使用することは、セキュリティを強化し脆弱性を減らす重要な方法です。2系、3系をご利用さているならば、いち早く4系への移行をおすすめします。最新バージョンではセキュリティパッチや改善が定期的にリリースされています。詳しい情報はコチラ

8.クラウド版EC-CUBEを利用する

EC-CUBEにはクラウド版「ec-cube.co」があり、最新版EC-CUBE4系を基盤としているクラウド版「EC-CUBE」です。常時SSL化やファイアウォールを導入し、不正アクセスやセキュリティリスクへの対策を徹底したシステムになります。詳しい情報はコチラ

安全性なセキュリティ対策のコストとリターン

セキュリティ対策の費用対効果とリスク軽減効果のバランスは、ビジネスの安定性と継続性において重要な要素です。セキュリティ対策を実施する際には、投資とリターンを慎重に考慮することが必要です。
セキュリティ対策にはセキュリティソフトウェアやハードウェアの導入、専門家のコンサルティング料、定期的な監視や保守の費用などさまざまな費用がかかります。これらの費用は企業の規模やリスクに応じて異なりますが、安全性を確保するためには適切な投資となります。
一方で、セキュリティ対策によって得られるリスク軽減効果は非常に大きく、データ漏洩やシステム攻撃などのリスクを軽減し、企業の信頼性やブランド価値を守ることができます。また、セキュリティに関する問題やインシデントの発生を最小限に抑えることができます。

弊社ではセキュリティ強化に伴い、古くなった「EC-CUBEの簡易バージョンアップサービス」を提供しています。セキュリティ対策の重要性を理解し、ビジネスの安全性を確保しましょう。ご相談や詳細はこちらから。

EC-CUBEの脆弱性についてまとめ

EC-CUBEはオープンソースのECサイト構築プラットフォームであり、その柔軟性からセキュリティ上の脆弱性がビジネスに大きな影響を与える可能性があります。
オンラインストアを運営するには、顧客情報や取引データの保護がビジネス成功に直結する重要な要素なのです。ハッカーは顧客情報やクレジットカード情報を狙って様々な手法で攻撃を行い、それによってビジネスの信頼性やブランド価値が損なわれたりします。
安全なECサイトを運営するためには、セキュリティ対策を怠らず、定期的にセキュリティ診断やセキュリティパッチの適用が、貴社のECサイトの安定性と継続性を守る上で不可欠です。オーナーはセキュリティ意識を高め、ビジネスに悪影響を及ぼすリスクを最小限に抑えるための努力を継続的に行うことが重要です。

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